🆕 2026-10-11 従容録 第二十八則 護国三懡:理想を捨て今ここの現実を生きる

二見対待

二見対待の概念図
二見対待

Dualistic Opposition

定義

読み: にけんたいだい / ローマ字: nikentaidai

二見対待(にけんたいだい)とは、物事を「有」と「無」、「善」と「悪」、「聖」と「凡」といった二つの対立する視点や概念(二見)に分け、相相対するもの(対待)として捉える二元論的な認識態度のこと。
禅の立場において、この二分法的な捉え方は、本質の理解を妨げ妄想や執着を生み出す要因とされる。例えば「狗子仏性(くしぶっしょう)」の公案において、僧が「犬に仏性があるか・ないか」と問う姿勢は、仏性を相対的な「有る」「無し」の枠組みの中で論理的に比べようとする「二見対待」の典型例だ。
これに対し、趙州は、二元対立そのものを打ち破り、対立を超えた真空妙有や不増不減の絶対的な世界、有と無が区別を超えて一つに溶け合う境地を示した。

Q&A

Q: なぜ、禅において二見対待(二元論的な捉え方)は問題とされるのですか?
A: なぜならば、物事を「有」と「無」、「善」と「悪」、「聖」と「凡」といった二つの対立する枠組みに分ける認識態度が、本質の理解を妨げ、かえって妄想や執着を生み出す原因となるからです。

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