🆕 2026-10-04 従容録 第二十七則 法眼指簾:ありのままの現れに向き合い、自分本来の姿を現す

従容録 第二十七則 法眼指簾

従容録 第二十七則 法眼指簾の概念図
従容録 第二十七則 法眼指簾

Shoyoroku Case 27: Fayan Points to the Screen

核心

従容録 第二十七則 法眼指簾とは、法眼文益が手ですだれを指した際、二人の僧が同時にすだれを巻き上げたことに対し、法眼が「一得一失(一人は得ており、一人は失っている)」と言った公案。一般には、「同じ行動をとっていても心の境地によって得失が分かれる」とされるが、本辞典ではこれを「思慮分別が生じる前の『現成公案』に向き合い、概念にとらわれず自らの本来の面目を現すことを説く」実践的教えとして定義する。

Q&A

Q: なぜ、法眼は、まったく同じようにすだれを巻き上た二人に対して「一得一失(一人は得、一人は失)」と言ったのですか?
A: なぜなら、 「どちらが合格でどちらが不合格か」という思慮分別(二元論的解釈)に陥る読者や大衆の分別心を揺さぶり、思量を超えた「現成公案」を直接突きつけるためです。

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参考文献 / References

加藤咄堂 ([1941年頃]) / 『修養大講座 第11巻』 / 平凡社 [Link]
萬松行秀 / 天童正覚 『従容録』 / [1224年頃] [Link]

本記事の解釈や訳は、 加藤咄堂([1941年頃])『修養大講座 第11巻』平凡社 に依拠する。

この記事を書いた人

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