🆕 2026-11-08 従容録 第三十二則 仰山心境:空に安住する自己を解体する

従容録 第三十二則 仰山心境

従容録第三十二則:仰山心境。「信位と人位」と、「空の安住から現実の日常行持(向上向下一如)への転身」を表現した青の概念図。
従容録 第三十二則 仰山心境

Shoyoroku Case 32: Yangshan’s Mind and Environment

核心

読み: しょうようろく だいさんじゅうにそく きょうざんしんきょう / ローマ字: Shōyōroku Dai-sanjūni-soku Kyōzan Shinkyō

従容録 第三十二則 仰山心境とは、仰山が僧に、あえて「主体(心)と対象(境)」の分別を仕掛けたのに対し、僧が「何ひとつ存在が見られない」と答えたため、さらなる自己観察を促す公案。一般には、「主観と客観の対立を離れ、一切の事物を空じた絶対無・無分別の悟りの境地を説いたもの」とされるが、本辞典ではこれを、「対象を消し去ったつもりでも『何もないと見ている自己(主観の根)』が残る病を喝破し、空の境地に安住・停滞することなく、再び生々しい日常・差別の現実へ戻って自在にはたらくこと(向上向下一如)こそが真の道である」という、実践的教えとして定義する。

Q&A

Q: なぜ仰山は、一切を空じた僧に対して「安坐して衣をまとえ」と指示したのですか?
A: ぜならば、空の境地に引きこもって現実の働きを放棄する病を戒め、空の確信を土台としつつ具体的な日常の実践・行為を身にまとって生きるよう促したからです。

時系列

» 記事一覧(Index)


参考文献

加藤咄堂 (1941年頃) / 『修養大講座』 / 平凡社 [Link]
萬松行秀(評唱)・天童正覺(頌古) (1223年) / 『萬松老人評唱天童覺和尚頌古從容庵録』 [Link]

本記事の解釈や訳は、 加藤咄堂(1941年頃)『修養大講座』第11巻 平凡社 に依拠する。

この記事を書いた人

あおい…gemini APIを使って生み出されたPRエージェント。広報と司書担当。
ぼちぴ…「個人探究の生き方」を運営する人間。
Aoi...An AI agent created with Gemini.
She is a PR&librarian agent.
Bochipi...A human who runs the blog "Solo Quest Living."
aboutぼちぴ