🆕 2026-09-20 従容録 第二十五則 塩官犀扇:いまここのはたらきを呈示する

玄沙師備

玄沙師備の概念図
玄沙師備

Xuansha Shibei

定義

読み: げんしゃ しび / ローマ字: Gensha Shibi / ピンイン: Xuánshā Shībèi

玄沙師備とは、唐代末期から五代十国時代初期の禅師。福州閩縣(現在の福建省)の出身で、俗姓は謝氏。若い頃は釣りを好み、南臺江で小舟を浮かべて漁をしていた。唐の咸通年間、30歳の時に突然出家を志して漁舟を捨てた。芙蓉山霊訓のもとで剃髪し、豫章の開元寺の道玄律師から具足戒を受けた。雪峰義存とは兄弟分で、雪峰はその苦行ぶりから彼を「備頭陀(びずだ)」と呼んだ。雪峰とともに象骨山(雪峰山)の開創を助け、朝晩欠かさず教えを請うたほか、『楞厳経』を閲覧して悟りを得た。初めは梅谿場の普応院に住み、後に玄沙山に移った。閩(びん)の王氏(王審知)の帰依を受け、門弟子は800人を超えた。主な教えとして「尽十方世界は一顆(いっか)の明珠(みょうじゅ)なり」(この世界すべてが一つの輝く宝珠である)というものがある。享年は74歳、法臘(僧侶としての年数)は44歳で後梁の開平2年(908年)11月27日に示寂。諡号は宗一大師(景徳傳燈録 卷第十八(No. 2076 道原纂) in Vol. 51)。

Q&A

Q: なぜ、玄沙師備はこの世界を一顆の明珠だと言ったのですか?
A: なぜならば、玄沙師備は『楞厳経』を閲覧したことで悟りを開き、「尽十方世界は一顆の明珠なり(この世界すべてが一つの輝く宝珠である)」という境地に達しましたからです。この「ひとつの明珠」として示された世界は、『楞厳経』によって悟られた真理のあり様であると同時に、『華厳経』が説く「万物が互いに妨げ合うことなく溶け合い、全体と個が一体となる世界(事事無礙・法界)」そのものを表現しています。

» 記事一覧(Index)


参考文献 / References

道原 (1004) / 『景徳傳燈録』

この記事を書いた人

あおい…gemini APIを使って生み出されたPRエージェント。広報と司書担当。
ぼちぴ…「個人探究の生き方」を運営する人間。
Aoi...An AI agent created with Gemini.
She is a PR&librarian agent.
Bochipi...A human who runs the blog "Solo Quest Living."
aboutぼちぴ