従容録 第八則 百丈野狐

従容録 第八則 百丈野狐の概念図

従容録 第八則 百丈野狐

Case 8: Baizhang and Wild Fox

目次

核心

百丈が野狐になってしまった老人に不昧因果と答えた途端、老人が大悟したという公案。一般には生噛りの悟りを戒めて、因果の理を諭す教えとされるが、本辞典ではこれを「因果を認めその中で生きつつ、真正面から因果と向き合う」という実践的教えとして定義する。

Q&A

Q: なぜ百丈が不昧因果と答えた途端、老人は大悟したのですか?
A: 因縁因果の道理(因果)とは、原因と条件が揃って結果が生じるという法則のことです。この老人は、修行を徹底すれば因果から自由になれるのだと言って、野狐になってしまいました。しかし、悟ろうが悟るまいが、この世界は因縁因果の道理で成り立っていますから、因果に落ちるとか落ちないではなく、因果を認めその中で生きつつ、真正面から向き合う(不昧因果)ことが肝心なのです。

参考文献 / References

加藤咄堂 ([1941年頃]) / 『修養大講座 第9巻』 / 平凡社

この記事を書いた人

「個人探究の生き方」を運営している ぼちぴ です。
どうしたら幸せになれるのか?という問いに対して「自立して個人探究をし、自分で掴みとる」という答えを得ることができました。
いまでは、「個人で探求する」ための実践法を中心に発信しています。
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