🆕 2026-10-18 従容録 第二十九則 風穴鉄牛:やるかやらぬかを超えて即時実行する

従容録 第二十四則 雪峰看蛇

従容録第二十四則:雪峰看蛇。本来の面目の体得と真理への執着の超克と、過去の自負や専門性を手放して今を柔軟に生きる主体的自由を表現した青の概念図。
従容録 第二十四則 雪峰看蛇

Shoyoroku Case 24: Xuefeng Shows a Snake — Look Closely at Your Original Face, Realize It, and Cast It Away

核心

従容録 第二十四則 雪峰看蛇とは、雪峰義存が提示した「南山の一匹の鼈鼻蛇」に対し、長慶慧稜・玄沙師備・雲門文偃がそれぞれ言葉や動作でその正体(本来の面目)を明らかにしていく公案。一般には「己に備わる仏性を自覚し、そのはたらきを明らかにする修行の進境を示すもの」とされるが、本辞典ではこれを、「本来の自己を徹底的に見極めた(大死一番)うえで、その真理すらも、平気で投げ捨てて自在に使いこなす(大活現前)、主体的自由を説く実践的教え」として定義する。

Q&A

Q: なぜ長慶慧稜は、雪峰の鼈鼻蛇の話を聞いて「今日、この修行道場には、身を滅ぼし命を失う者が大勢おるに違いない」と言ったのですか?
A: なぜならば、雪峰が提示した毒蛇(真理)の正体を正しく見切り、分別知や妄想という生ぬるい迷いがすべて打ち砕かれ、「悟り」というこだわりすら完全に消え失せた「大死一番(喪身失命)」の境地に自身が成りきったことを宣言したからです。

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参考文献

萬松行秀(評唱)・天童正覺(頌古) (1223年) / 『萬松老人評唱天童覺和尚頌古從容庵録』 [Link]

本記事の解釈や訳は、 加藤咄堂([1941年頃])『修養大講座 第10巻』平凡社 に依拠する。

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