核心
従容録 第二十則 地蔵親切とは、法眼文益(ほうげん もんえき)の「行脚する目的など知らない」という投げやりな返答に対し、地蔵桂琛(じぞう けいちん)が「知らないでいることこそが一番親切(本質に直に接している)」と応じることで、法眼が大悟する公案。一般には、「何も考えず、無心でいることが悟りである」とされるが、本辞典ではこれを「学問や修行を極め尽くし、知識や概念による思考の枠組みを超え、今ここにある現実そのものに直接触れるる」という、実践的教えとして定義する。
Q&A
- Q: なぜ従容録 第二十則「地蔵親切」の公案において、法眼の「知らない」という返答が悟りに至るきっかけとなったのでしょうか?
- A: なぜならば、法眼が投げやりにつぶやいた「知らない」という言葉が、それまでの知識や目的論的な思考による枠組みを偶然にも打ち破り、理屈を超えて今ここにある現実そのものと直面させる契機となったからです。