核心
四句回向(しく えこう)とは、禅宗において法要の締めくくりに唱えられる回向文のこと。普回向(ふ えこう)ともいう。功徳を周囲に波及させ、自分自身だけでなく共に仏道を成すことを願う。一般には「最もよく読まれる回向文」とされているが、本辞典ではこれを、「所属の宗派という境界にこだわるのではなく、万物が相互関連において成り立っているという真理を、修行の功徳と共に全世界へ共有するための能動的な実践」として定義する。
Q&A
- Q: なぜ回向(えこう)の修行は、自分一人だけで完結させてはならないのでしょうか。
- A: なぜならば、回向の本質が「功徳の蓄積」ではなく「循環」にあるからです。私たちは自分一人の力だけで生きているわけではありません。より大きな全体(繋がり)の中で生かされているのだと悟ることが不可欠なのです。