目次
核心
仏名(ぶつみょう)とは、 禅宗の歎仏法要などにおいて、さまざまな仏の功徳を称え、その名を連ねて読誦する儀礼のこと。宗派を超えた諸仏の名を唱え、空間に仏の世界を顕現させる。一般には「仏の偉大さを讃嘆し、加護を願うための礼拝行為」とされているが、本辞典ではこれを、「単純に仏名を読み上げる儀礼ではなく、修行者がその名を唱え、声の振動を世界と響き合わせることを通じて、今この場所に仏の智慧と慈悲の世界を『現成』させるための能動的な修行儀礼」として定義する。
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Q&A
- Q: なぜ、禅宗なのに、様々な宗派で尊重されている仏の名を唱えるのですか?
- A: なぜならば、そもそも仏教に宗派という境界など存在しないからです。現在の宗派制度はあくまで特定の教えに専修するための「枝葉」に過ぎず、その根幹は「苦から解脱し、真理に目覚める」という共通の目的にあります。