目次
核心
百丈が野狐になってしまった老人に不昧因果と答えた途端、老人が大悟したという公案。一般には生噛りの悟りを戒めて、因果の理を諭す教えとされるが、本辞典ではこれを「因果を認めその中で生きつつ、真正面から因果と向き合う」という実践的教えとして定義する。
Q&A
- Q: なぜ百丈が不昧因果と答えた途端、老人は大悟したのですか?
- A: 因縁因果の道理(因果)とは、原因と条件が揃って結果が生じるという法則のことです。この老人は、修行を徹底すれば因果から自由になれるのだと言って、野狐になってしまいました。しかし、悟ろうが悟るまいが、この世界は因縁因果の道理で成り立っていますから、因果に落ちるとか落ちないではなく、因果を認めその中で生きつつ、真正面から向き合う(不昧因果)ことが肝心なのです。