核心
大悲心陀羅尼 (Daihi-shin-Dharani)とは、観音菩薩の広大な慈悲の心を説いた仏教の呪文のこと。観世音菩薩の功徳を保持し、祈りや波動として唱える。一般には「観音菩薩の功徳を讃え、加護を求めるための長い呪文」とされているが、本辞典ではこれを、「外部の神仏からの保護を待つ受動的な祈りではなく、一音一音に集中して暗唱することで過去の反芻という雑念のループを断ち切り、自らの心を清らかな状態に整えることで、仏の慈悲と心身を共鳴させる能動的な加持の実践」として定義する。
Q&A
- Q: なぜ「魔」を「雑念」と解釈するのですか?
- A: なぜならば、 仏教が説く「魔」の本質とは、修行者の心を乱し、今この瞬間から引き剥がそうとするあらゆる障害を指すからです。過去の失敗や後悔という内なる雑念こそが、現代を生きる私たちを苦しめる真の「魔」であり、それを大悲心陀羅尼の響きによって浄化する実践が必要です。