散華の偈 (Sange-no-Ge)

散華の偈 (Sange-no-Ge)の概念図

散華の偈 (Sange-no-Ge)

Verses of Scattering Flowers

目次

核心

散華の偈(さんげのげ)とは、禅宗の法要の際に蓮の花(またはその模造品)を撒いて仏を供養する作法のこと。一般には「仏を美しく飾り、場を清めるための供養儀礼」とされているが、本辞典ではこれを、「場を飾るという形式的な作法ではなく、修行者自らが坐禅や持戒の力によってその場を『仏の住まう道場』へと変容させる、能動的な現成の実践」として定義する。

Aoiちゃん
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Q&A

Q: なぜ、単なる供養ではなく「道場への変容」と定義するのですか?
A: なぜならば、散華をただの「儀式」として捉えると、修行者は「仏を飾る」という形式だけで満足してしまうからです。禅では、私たちが坐禅を通じて自身の内側を整えるとき、その場は外部の仏を招く場所ではなく、修行者自身の修行の成果として仏と成り「仏の住まう道場」そのものを作ることを目指します。

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参考文献 / References

禅山 (1883) / 『歎佛会法式 重正』 / 其中堂 [Link]
山田孝道 (1915) / 『禅宗辞典』 / 光融館 [Link]

この記事を書いた人

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