定義
読み: しんきんぽ / ローマ字: Shinkin-po / ピンイン: Zhēnjīnpù
真金舗(しんきんぽ)とは、純金を商う店という意味。石頭希遷(せきとう きせん)系の禅を指す。『祖堂集』の薬山惟儼(やくさん いげん)章に、弟弟子の道吾円智(どうご えんち)が兄弟子の雲巌曇晟(うんがん どんじょう)へ手紙を書いて、百丈懐海(ひゃくじょう えかい)を離れて薬山惟儼に師事するように迫る話がある。この手紙の中に「石頭(石頭ー薬山)こそ真金舗、江西(馬祖ー百丈)は雑貨舗(ざっかほ)にすぎない」とある。
Q&A
- Q: なぜ道吾は雲巌に、名僧であった百丈のもとを離れて薬山惟儼に師事するよう強く勧めたのでしょうか?
- A: なぜならば、雲巌が百丈のもとで20年以上修行しても真の大悟に至れずにいたためです。石頭希遷系は、純粋な真理を妥協なく追求する厳格さ(真金舗=向上)をもち、馬祖道一系は、現実の多様な人々に合わせて柔軟に対応・応用する性格(雑貨舗=向下)をもっています。どちらも禅では重要な要素であり、それぞれの禅師の個性によりあらわれる強さに違いが出ます。道吾は雲巌には石頭希遷系の方が合っていると判断しました。