定義
読み: せんそう / ローマ字: senso / ピンイン: Xuānzōng
宣宗とは、憲宗の第4皇子で、第十五代皇帝武宗の異母叔父にあたる。第十六代皇帝。
武宗から常に激しく忌み嫌われ、宮中の便所に沈められるなどの凄惨な迫害を受けた。宦官の仇公武によって密かに救い出された宣宗は、僧の姿となり逃走した。
宣宗は、塩官斉安のもとを訪れた。 斉安は宣宗との対話から気品を感じ取ると、寺の勧進文の執筆を依頼した。宣宗の見事な文章に斉安は感嘆し「時が来た。ここに停滞しているべきではない」と告げ、将来の仏法復興の後事を宣宗に託して送り出した。
武宗が崩御すると、宣宗は神策軍中尉の楊公諷らに迎えられて即位した(大中元年)。
即位後、武宗の「会昌の廃仏」によって破壊された寺院や塔像の再建、僧の度脱(復籍・出家)の承認、散逸した経典の収集など、仏教(法幢・精舎)の中興・再興に尽力した。(宋高僧傳 第十一、第十六)