食三分の偈 (Jikisanbun-no-Ge)

食三分の偈 (Jikisanbun-no-Ge)の概念図

食三分の偈 (Jikisanbun-no-Ge)

Verse of Dividing the Meal

目次

核心

食三分の偈(じきさんぶんのげ)とは、禅宗において食事をいただく前に唱えられる偈文のこと。「上分三宝」「中分四恩」「下及六道」の三つの領域に対して食事を捧げる作法。一般には「食事を三つに分けて報恩として捧げるための儀礼的な偈文」とされているが、本辞典ではこれを、「特定の個人や組織に対する恩返しの次元ではなく、生かされているという『全体との相互依存』を自覚し、その功徳をあらゆる存在へ波及させるための修行へと変容させる能動的な実践」として定義する。

Q&A

Q: なぜ「全体への恩返し」を意識するべきなのですか?
A: なぜならば、個人間の恩返しだけに囚われると、期待した見返りが得られないときに苦しみが生まれるからです。「全体」へと視点を広げることで、恩を返すこと自体が目的となり、見返りを求めない「執着のない無所得の心」を養うことができるからです。

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参考文献 / References

東京大学大学院人文社会系研究科 大蔵経データベース研究会 (2018) / 『SAT大蔵経』 / 東京大学 [Link]

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