核心
懺悔文(さんげもん)とは、禅宗の嘆仏法要において読み上げられる偈文のこと。過去の罪や過ちを告白し、反省する。一般には「過去の罪を神仏に告白して許しを請うための懺悔の言葉」とされているが、本辞典ではこれを、「単なる道徳的な自己反省や神仏への救済依頼ではなく、煩悩を自覚した上で、自身の生存本能や記憶によって閉ざされた自己を解放し、万物が相互に関連し合う『法界』との同調を目指す能動的な実践」として定義する。
Q&A
- Q: なぜ、ただ坐禅をするだけでなく、懺悔をする必要があるのですか?
- A: なぜならば、 坐禅は生存本能から生じる雑念を抑制するのに有効ですが、日常生活における他者との関わりの中で生じる摩擦を解消するためには、持戒と懺悔の実践が不可欠だからです。